札幌・石狩の木工家具製作塗装および店舗什器等の金属塗装

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木工塗装について

木工塗装の種類(木材の塗装・仕上げ)

家具に限らず、塗装の目的は大きく分けると二つあります。
一つは、塗装膜をつくり、汚れやキズ等から家具を保護すること。もう一つは、色彩や光沢で家具をお化粧し、その価値を高めることです。
木が呼吸できなくなるから・・・と塗装を嫌煙する方もいらっしゃいますが、ガラスのようにピカピカした塗装でも、塗膜には微細な穴がありますので、木は呼吸(湿気を吸放出)することができます。

日本での家具の塗装の主流は丈夫で高品質なウレタン塗装ですが、用途やデザインなどによりさまざまな方法があります。
ここでは彩工房で行っている代表的な塗装をご紹介します。

ウレタン樹脂塗装

合成樹脂の一種であるウレタン樹脂の塗料で塗膜を作り、表面を強くコーティングする仕上げで、現在最もポピュラーな塗装方法です。
ポリエステル樹脂より強く、木の表面に透明状のプラスチック板を張ったような感じになりますので、水や汚れに対しては抜群の耐久性を発揮します。

また、塗面が硬く、非常にキズが付きにくいなど、耐油性・耐摩耗性・耐薬品性・耐衝撃性などすべてに優れているため、強度が求められるテーブルの天板をはじめ、さまざまな高級家具の塗装として利用されます。
仕上がりはつやありからつや消しまでお好みに合わせて対応できます。普段のお手入れは簡単にできますが、その反面、万が一強い衝撃を受けてキズが付いた場合の修理には高度な技術が必要となります。

1 染色塗装
自然由来の木目を活かした(木目が見える)
塗装を行い、木製家具が本来持つ特徴や魅力を
最大限に引き出す方法です。
塗装前にご希望の色に染色を施し、後はすべて
透明の塗料を重ねていきます。
経年により色あせてしまった家具を新品同様の
状態に戻すこともできますし、色に深みを
与えて落ち着いた雰囲気にすることも可能です。
ほかにも、例えば新築にお引越しをされ、
新しく購入した家具と旧家から持ってきた
古い家具の色を合わせるなどということも
出来るのが、染色の技術です。
彩工房で取り扱う木工塗装で一番多い
塗装方法です。



※ご注意※
布地の染色と同じで、もともと色の濃い塗装が施された
家具を薄い色に仕上げることは製品に寄っては難しい
場合があります。
ご希望の場合は、元の染色を落として素地の状態を見て
から判断することになります。



2 エナメル塗装
木地を塗料で塗りつぶして仕上げる
(木目が見えない)塗装方法です。
染色と違い自由にお好みの色を作成できます。
塗料の色味を最大限に活かしたもので、
塗装前とはガラリと違った印象になります。
また、塗料で素材を隠すので耐久性に
優れているというのも大きな特徴です。



家具やドア、建具などの色が一変しますので、
今までとは違う雰囲気のお部屋を楽しみたい
方にお勧めの塗装です。

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水性ウレタン塗装

環境問題がうたわれるようになり塗料業界は水性化へ進んでおり、ウレタン塗料も水性ウレタン塗料が一般的になりつつあります。 水性ウレタン塗料の最大のメリットは、少量の樹脂臭しかなく、ホルムアルデヒドなどの有機溶剤が含まれないことです。稼働中の施設においても作業が可能で、小さな子供への影響が心配な、保育園・幼稚園などで使用することも多い塗装です。

無黄変(むおうへん:白い塗料でも黄ばみが起きない)塗料ですので、フロアをいつまでも明るく保ちます。デメリットは価格が高いことと、水分を含んでいるため、気温や湿度の影響を受けやすいことです。そのため、塗膜が厚くなりすぎたり、気泡が入ったりするなどの難点があり、高度な施工技術でカバーする必要があります。

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ポリエステル樹脂塗装

ピアノ鏡面加工塗装

「ピアノ鏡面塗装」は「鏡面仕上げ」や 「ピアノ塗装」という名前でなじみがあるかと 思います。 本物の鏡さながらの“映り込み”が決め手の 塗装方法です。 通常の「つや有り仕上げ」とは異なり、 ポリエステル塗装を施したあとにおよそ2週間 にも及ぶ時間と塗装、特殊研磨の技の積み重ね により、素晴らしいつやと光沢を出します。 木目の美しさと深みのある輝きを放つその塗装を 施した家具は、もはや工芸品とも呼べるものです。 お部屋の空間を引き締め、高級感が増しますので、 大切なお客様を招く応接室などに、鏡面塗装の 家具はぴったりです。

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ラッカー塗装

ラッカーは硝子綿を溶剤で溶かした物で、合成樹脂塗料では最も古くから使われています。
ラッカーというと、すぐにプラモデルなどの工作品用塗料とイメージされる方も多いと思いますが、デンマークのユーズド家具など、輸入家具製品を含め、幅広い用途で使われています。

木材を塗装すると濡れ色で木目が強調され、しっとりとした柔らかい光沢を放ち、ぬくもりが感じられる仕上がりになります。作業性が良いので、安価に仕上げることが可能です。ウレタン樹脂塗装と比べると強度は劣りますが、日常的なキズや汚れは防ぐので、木の質感と使いやすさを両立できるメリットがあります。 注意点は熱・水・薬品に弱いところ。熱い食器や濡れたコップなどを直接置くことは避け、テーブルクロスやコースターを用いて大切に使ってください。年数が経過するごとに塗装に深みが帯びてきて、味わい深く趣のある家具になります。小さな傷などは研磨修理が出来、塗り直しも容易です

オイルステイン仕上げ

自然の乾性植物油(オイル)に若干の樹脂や着色剤(ステイン)等を入れた無公害塗料を家具の表面から内部に浸透させる、塗膜を作らない仕上げ方法のことを言います。

自然な木の呼吸でお部屋の湿度も調整され、染料にワックスが含まれるので内側から木を保護します。木が持つ本来の良さを出したいときに使われます。
木の呼吸を妨げないので木が本来持つ木肌感や、しっとりとした凹凸のある天然木の質感・風合い・温かみが、そのまま感じられます。
防腐・防カビ効果などが期待できる反面、塗模を作らない仕上げのためシミなどが付きやすく、熱や水、若干の樹脂や着色剤(ステイン)、キズなどには弱いです。
こぼれた水などを長時間放置すると簡単にシミになってしまいますので、コースターなどを使用したり、こぼれた場合にはすぐに拭いて下さい。
オイルは天然の植物油が主成分となっておりますので、有害な揮発性物質を発散する心配もなく、扱いやすいため、お子様やアレルギーのある方にも安心してご使用いただけます。
オイル仕上げの家具は、つやはほとんどありませんが、年月と共に自然なつやが出るのも魅力です。他の塗装方法と比べ、修理は簡単です。

使う人のこまめなメンテナンスで愛着のわく家具になっていきます。

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彩工房ではお客様の健康を守るために
シックハウス症候群の対策に取り組んでいます。

人や環境にやさしい塗装を目指しています

塗装に携わる彩工房では「クロルピリホス」を含有した塗料、「ホルムアルデヒド」の放散量の制限を越える塗料は一切使用しておりません。その他の塗料に関しても、その放散量の制限を越える塗料は使用しておりません。

人や環境にやさしい塗装を目指し、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ない世界最高水準の F☆☆☆☆(フォースター)規格をクリアした塗料を使用しています。 ただしこれらは、有害物質の発散が一切ないというわけではございません。 特に健康被害を真剣にお考えのお客様には、天然の蜜蝋・植物油などの無害な自然素材を使った塗料等も積極的にご提案しております。

どうぞお気軽にご相談下さい。

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